KIINA

名 前
:KIINA
誕生年
:1991年11月
活動拠点
:東京都

◆子犬のような笑顔

 実際のKIINAさんは、ネットで公開されているポートフォリオよりも少し大人の女性っぽい。それでいて子犬のようにコロコロと笑い、素直な笑顔がとても印象的なモデルさんだ。

◆とってもお喋りでよく笑います

 会話が好きで知らない人でも物怖じしないという。「とってもお喋りですね(笑)。 だって会話って大切なんですよ。撮影のときもカメラマンさんと作風について事前にちゃんと話し合っておかなくちゃいけないですから」といい、お喋りが過ぎて撮影前に恋愛について話し込んだこともあったという。

◆お母さんをスカウトするつもりだったかも

 小学校6年生の頃、原宿で母親と買い物をしていたときにスカウトの人に声をかけられたことを切っ掛けに、モデル事務所に所属することになったのだという。「親は特に反対しなかったですね。あとスカウトの人は、本当はお母さんをスカウトするつもりだったかもしれないですね。うちのお母さんは綺麗ですよー(笑)」と笑う。
 モデルになったのは父親の影響があるのではないかと言う。「お父さんは写真を撮ることがすごく好きで、家には家族写真がたっくさんあるんです。それで自然に撮られることを楽しめるようになったんじゃないかな」。最近は自らデジカメを持ち、日常を撮影することも楽しんでいるといい、インタビューの際にもカメラを取り出してカフェのスイーツを撮影していた。

◆このスタイルが合っている

 2年間は事務所に所属し、モデルとして活動していたが、 現在はフリーモデルとして活動している。「親の意向もありました。当時まだ中学生だったので、『学生の本分は学業なのだから、しばらくモデルはお休みしなさい』みたいな。撮影によっては海外ロケとかあるのでどうしても学業に影響が出ちゃいますね。」
 今年の春から始まった大学とモデルを両立させるためにも、このスタイルが一番合っているという。「学生生活は楽しいですね。あとチアリーディング部に所属しています」。今自分の中で一番大切なものがチアだと語る。「高校生のときにアメリカに留学した際、アクロバティックに踊るチアを見て自分も跳んでみたいって思いました(笑)。」チアの大会が近くなると練習で忙しくなるが、それでもモデルという仕事から離れることは考えられないという。

◆次への一歩

 今は個人撮影のモデルだけだが、将来的にはチアリーディングの経験を生かしてアクションもできる国際派女優としても活躍したいという。 「でも切っ掛けがないと、なかなか踏み出せないですね。いまはチアリーディングでいっぱいいっぱい。卒業してから本格的に活動しようと思っているんですけど、それじゃ遅い気もするし」と一歩目のタイミングを計っているようだ。
 女優を目指すだけあって、中学生の頃は学校の演劇部にも所属していたという。「演劇部の活動も楽しかったですね。ただ、演劇よりも演技の方が自分に合っているかな。演劇の舞台は役者と観客がいて最初から最後まで全部が本番という緊張感がいいという人もいますけど、私はキャラクタの心情を細かい表情で演じる演技の方が合っているみたい。だから舞台より表情が出せるテレビや映画に進みたいです」。今後に向けて、ファッションのコーディネートやメイクも勉強しており、これまでの撮影はポートレートが主だったが今後はアート系の作品についても積極的に挑戦していきたいそうだ。

◆絶対何とかなる

 KIINAさんはとても前向きな性格で、何か問題があっても『絶対なんとかなる』と大きく構えられる人だ。好きな言葉も演劇部顧問の先生から英語の授業で聞いた言葉で、サウンド・オブ・ミュージックの “When the God closes a door, somewhere He opens a window.”というフレーズだ。「『神様は扉を閉ざされた時でも、どこかで別の窓を開けていてくれる』って意味で、無理だと思えるときも必ず道はあるということなんです」と話し、くよくよしない性格にぴったりと一致している。
 長く個人撮影を続けているカメラマンさんの撮るポートレートには昔から今までの変化が見え、まるで成長記録ですと話す。これからさらなる成長を見ることができることが期待される。

2010.11.05 二つ木